2017年9月24日日曜日

彼岸の頃

雑司ヶ谷霊園を散策していると、
花を抱える異様なドレスの女性が現れた、
その背後には、老婆が、桶と柄杓を持ってゆっくり歩いて来た。
すれ違えない道なので会釈した。
二人とも、ぎこちない歩行で、墓参って大変だ。
振り返ると、もう、その姿は、どこにもない。
二人の来た道は、どこまでも、香水の漂う、
だから、確かだろう。
彼岸の頃


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